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2007年2月25日 (日)

産業技術

Sangyo01 RICOH GR DIGITAL

名古屋駅近くの産業技術記念館へ行って来た。
ここはトヨタによる産業技術の展示館となっていて、紡績と自動車の自動化の歴史が展示されている。

ここにはトヨタの始まりである、紡績機から自動織機
そして、自動車の生産ラインの展示があった。
そしてここの凄い所は、
その設備の殆どが稼動可能状態で動態保存されていることだ。
これは凄いことである。
稼動するには定期的なメンテが欠かせない。
まして、現役を退役した旧式設備である。
パーツからメカニックの確保まで、相当の費用が嵩むであろう。
改めてトヨタの底力を見せ付けられた。

しかし旧式の紡績機や自動織機は素晴らしい。
おそらくモータが高価だった事もあり、
複雑な、それでいて繊細な加工を、たった一軸の動力入力で済ませている。
これは凄い技術である。
今でなら、ステッピングモータやサーボーモータを使用して、
センサを各所に設置して、制御する事は可能であるが、
全ての動作を機械的に、かつ、たった一つの動力で制御している。

今の技術であれば、電子制御を使用して機械式の装置より、
精密で、しかも高速に加工が出来るであろう。
それが技術の進歩であり、時代の流れである。
自動化を進め、人を減らし、誰でも扱えるようにする。
今までの日本はそうして発展して来た。

しかしこれからの日本は何処へ向かうのだろうか。
機械加工技術は衰退し、後継者もいない。
電子化を進めるのはいいが、PCをみれば明らかなように
数年すれば、サポートを打ち切られ陳腐化してしまう。
工作機械にウインドウズ制御を採用した為に、
どれだけの零細企業が困っているか。

そして技術は海外に流出を続け、国内には技術者はいなくなってしまうだろう。
その時日本には、何が残るのだろう。
超高齢化社会と、中身の無い産業が残るだけではないのか。
画面の中の数字を操作するだけで、利益を上げる会社。

少し話が脱線してしまったようだ。

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