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2010年1月11日 (月)

メトロの話

P1020220 Panasonic DMC-G1 + 7-14/4

先日のトラムに続いて今回はメトロ(地下鉄)の話です。
以前書いたようにメトロとトラムは共通のチケットで乗車出来ます。チケットは駅構内の売店で購入しましたが、自販機でも購入できるようです。一番最初に乗る時に改札のタイムカードで時間を刻印すれば、チケットの有効時間内は乗り放題です。改札と言ってもポールが立っているだけで、ゲートのような物はありません。入口と出口が分かれているので、その指示に従って進みます。出口から地下に降りる事は事は出来ません、構内は一方通行になっていて、その先はエスカレーターのみなので、ホームに降りる事が出来ないのです。実に合理的です。また階段は存在しません。ホームまでの深さがとんでもなく深いので、もしあってもとても歩いて上り下り出来る深さではありません。体感的に千代田線の新御茶ノ水駅の倍程あります。関西ですと南海難波駅の倍位の高さでしょうか?なんでも一番長い物で100m、深度は52mもあるそうです。それがカタカタ音を立てながら倍速で回っています。乗ると言うよりは飛び乗ると言った表現がぴったりです。これだけ深いには理由があって、建設当時は東西冷戦下にあった為、有事の際には核シェルターとして利用する想定で深くなっています。
ですが深いが故の問題があります。それは地上部分の入口が離れてしまう事です。これはなにかと言うと、出口を間違えるととんでもない場所に出てしまうのです。一度出口案内板をよく見ないで降りてびっくりしました。ホテルそばに出たつもりが全く見覚えの無い景色、日が暮れて濡れた石畳が不気味に光る薄暗い通り、付近には路上生活者の気配がします。見当を付けて早足で歩くと鉄道の駅があり「プラハ・マサリク駅」と書いてあって、ようやく自分の居場所が理解出来てホテルに帰る事が出来ました。路地の角を曲がった時に火薬塔が見えた時は心底ほっとしました。あとで地図で確認すると300mも離れた所に出ていました。エスカレータ2本とホーム、それに構内を考えるとそれ位になるようです。
P1020877 もう一つメトロの話。プラハで一番深いNáměstí Míru駅の近くにチェコマイセンの店があるとの事で行った時の事、突然強烈な便意を催して、駅のトイレに駆け込むと、おばちゃんがお掃除をしています。身振りで使ってもいいかと聞くと、チェコ語で明るく答えてくれます。何を言っているか分かりませんが、どうやら問題無いよう。個室を覗いてチェックすると紙がありません。きっと購入する物なんだと考え、おばちゃんに教育的指導のアクションをしながら「paper?」と聞くと、「ああ、こっち」みたいな感じで手を乾かす乾燥機の上に載った、半分以下になったゴワゴワの茶色い紙のロールを渡してくれます。一瞬考えましたが、この際贅沢は言っていられません。それを受け取り個室に飛び込みます。さて鍵を掛けようとして鉄製の扉を見ると、取っ手も鍵もありません。それらが付いていたらしき、穴が開いているだけです。きっと扉が閉まっている事が使用中なんだろうと良い方に考える事にします。そして振り返ると個室内は映画の「トレインスポッティング」に出て来た「スコットランド一綺麗なトイレ」並です。泣きそうになりましたが、とにかく手早く用を済ませ個室を後にします。出口に窓口がありますので、おばちゃんに5コルナ支払います。「ドブリーデン!」(こんにちは)と妙に明るい声が返って来ました。
そしてお目当てのチェコマイセンのお店は大晦日は休業のようで閉まっていました。
結局「トレインスポッティング」を体験しただけで終わりました。「トレインスポッティング」は大好きな映画で、実にエキサイティングな体験でしたが、もう一度は無理です...

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コメント

1枚目のメトロの駅の風景はかなり近代的に見えますね。
遥か昔、もう十年以上も前に訪れたパリのメトロも歴史があって古い駅のほうが多いですが、
新しめに思えた駅がちょうどこんな感じだったなぁ。

2枚目の写真のスピード感かっこいいですね。
身近な南海難波駅が出たのでイメージ摑みやすいなぁ
あのたとえは、基点が地下鉄ホームで南海電車のホームまでかな?

ドブリーデンという挨拶を聞いたなら、赤鬼ブリーデン(元阪神タイガースの助っ人)を思い出すだろうなぁ
(ふ、古ーぅ)

投稿: ミモパワーOM-1 | 2010年1月12日 (火) 00時08分

こんばんは。
メトロって云うのは、何故か別世界な雰囲気がありますよね。

特に東京、ロンドン、NY、パリ、歴史の古いものは、各々の個性はあるのですが、チョッと上の都市とは違う世界感が強い。
反対に新しい京都のメトロは別世界と云うより違和感が強い。
こんな風に感じるのは私だけ…?

投稿: Kenclip | 2010年1月12日 (火) 19時49分

ミモパワーOM-1さん、こんばんは
一枚目の写真はムーステック(Mustek)駅で、バーツラフ広場の繁華街にあるのと、乗り換え駅である為か少し明るい印象です。写真でも小さく写っていますが、トンネルの壁が金色のディンプル模様の面白いデザインをしています。

エスカレーターはそうですね、御堂筋線ホームから南海ホーム位でしょうか。

ブリーデンはすいません分かりません。私が分かるのはバースだけです(これも古い)

投稿: ろばーと | 2010年1月12日 (火) 22時03分

Kenclipさん、こんばんは
ロンドンのTUBEは歴史を感じますね、あの断面積が小さくて狭苦しい車内と、木製のエスカレータってもう無いのでしたっけ?
個人的に心斎橋駅はロンドンの雰囲気があると思っています。
京都の地下鉄はガラスに囲まれたホームが違和感ありますね。これから乗るぞという雰囲気が出ない。東京の殺風景なホームもなんですね。

投稿: ろばーと | 2010年1月12日 (火) 22時13分

こんばんは。
恐ろしく深いメトロですね。
地上の歴史ある町並みとは対照的で
近代的なレトロフューチャー感がいいです。
超広角だと特にそんな感じに見えます。
映画『未来世紀ブラジル』を連想します。

投稿: 党首 | 2010年1月13日 (水) 04時33分

党首さん、こんばんは
エスカレータの深さと半円形の空間が、
地下基地への入口といった所でしょうか。
またプラハにおいて社会主義の時代を、
最も感じる事の出来る場所だと思います。
『未来世紀ブラジル』はすいません、分かりません。

投稿: ろばーと | 2010年1月13日 (水) 20時41分

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