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2010年6月 2日 (水)

Canon R85/1.9

0213Canon PELLIX + R85/1.9 + PX 開放

先日ちらっと紹介したキヤノンRマウントの85mm
キヤノン初の一眼レフであるキヤノンフレックス用の中望遠レンズです。フレックス発売から8ヵ月後に追加されたレンズなのですが、光学系はLマウント時代のものを引き継いでいるようで、ばらして確認した所Lマウントと同じ4群6枚の構成のようでした。
キヤノンフレックスは、スーパーキヤノマチックレンズによる完全自動絞りを売りにしていたのですが、発売当時に発売されたレンズは3本で、その内自動絞りを搭載していたのは50/1.8と100/2の2本のみで、残りの135mmはプリセット絞りとなっていました。そしてラインナップの拡充として、8ヵ月後に追加されたであろうこのレンズは、なんと普通絞りで、さらに回転ヘリコイドなのです。この時期の一眼レフ用のレンズとは思えません。創成期の一眼レフであれば理解できる仕様ですが、自動絞りを売りにしたシステムのレンズとは思えません。なんとしても一通りのレンズラインナップを早急に揃えようと、キヤノンが焦っていた事が伺えます。

このレンズをキヤノンフレックスにて使用する際には、まず露出計(外光式)にて露出を測り、シャッター速度を決定し、ピントを合わせ、適正絞りまで絞り込んでから、レリーズする必要がありますが、普通絞りのこのレンズで、適正絞りまで正確にピントをずらす事無く、絞り込むのは、かなりの困難が伴ったものと思われます。方法としては、開放絞りから何クリック絞ったかを手に伝わる感触で判断するか、助手を付けて絞り操作を行わせたのではないかと思われます。(手元のエクサクタ用の初期ビオターも一眼レフなのに普通絞りのレンズが付いていますが、こちらはウエストレベルファインダーがあるので、それを使えばファインダーを覗いているのと反対の目で絞り環を目視しながら回す事が出来ます。)そしてようやっと絞りを絞ったと思ったら、距離環が一緒に回ってしまって、ピンボケだったという失敗が想像できます。

これらの問題を解消する為には、絞り優先のAE機を使用するのが一番楽なのですが、キヤノンのAE機はシャッター速度優先なんです(笑)

今回使用したペリックスではTTL露出計が付いていますので、適正露出になるまで絞り込めばいいので、なんとか使用する事が出来ました。
肝心の写りはハイライトの白飛びと背景のグルグルボケが楽しめます。うまく使えばかなり面白い絵が撮れそう。

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コメント

ニコンに先を越されあせっていたのでしょう。
それにしても、この作りはあまりにもお粗末
経営も苦しかったのかな?
AV-1か、A-1、T-70、90あたりですかね。
大穴AL-1?

投稿: ミモパワ | 2010年6月 3日 (木) 00時10分

ミモパワさん、こんばんは
なんだかんだ書きましたが、
今となってはこの「ゆるさ」が
ほのぼのとして魅力的に写ります(笑)
スローでいいじゃないですか。

あら、意外と沢山あるんですね。
安かったら専用ボディとして一台欲しい所です。

投稿: ろばーと | 2010年6月 4日 (金) 18時37分

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